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大学院講義
大学院生向け講義を行いました。
2018.7.17(火)は祇園祭当日。この日も38度を越える猛暑でした。今日は大学院生向けに、医の倫理委員会への研究プロトコールの提出仕方などについて講義を行いました。
すっかり写真を撮り忘れていたので、講義のタイトルのみアップします。
いざプロコール提出という時に、申請手順を調べていたのでは、あららIDやPWの申請が必要なのね、あらら申請費用はどの財源から支払うのか、あららこの書類が足りませんでした。。。。となってしまいます。事前にどのような書類が必要なのか、教員とあらかじめ相談しておくものは何なのか?など、時間をロスしないようにしてもらいたいと思って行いました。
研究プロトコールを立てる中でも、かなり悩むのがサンプルサイズの計算。ここを間違うと研究は失敗です。サンプルサイズは、費用にも影響しますし、実現可能性を吟味するにもとても大事なものです。サンプルサイズに必要は数字が揃えば、あとは計算するだけなのですが、その「必要な数字」を揃えることがひと苦労。ここを見誤らないようにしてくださいね。
論文の読む方は今回、大学院生のかたらのリクエストで講義含めてみました。事前に与えられた課題の論文を読み、批判的吟味を自分なりにしてくる。その後グループワークを行い、新たな気づきを得られたと思います。疫学の基礎知識の必要性を感じてもらえたらと思っています。
最後に、倫理委員会から受け取った審査結果への対応の仕方を説明しました。研究プロトコールをブラッシュアップさせるためにコメント下さった方への感謝の気持ちを持つことが大事であることを伝えました。そのあとは、査読者へのお返事の仕方を具体例を提示しながら説明をしました。申請をしてから研究実施の最終承認を受けるまで、おおよそ4-5ケ月かかります。逆算して余裕を持って申請をしてくださいね。
次回の大学院生向け講義は、10月:論文の書き方、11月に:プレゼンテーションの仕方を行います。
プレゼンテーションの仕方講義③
最後は「練習」これは最も大事ですね。
私も、講義や学会、研修の前は、何が起きるかわからないので、何度も練習をしてから臨んでいます。
先日、アナハイムで開催されていたAmerican Heart Association (AHA)に参加していたのですが、New England Journal of MedicineやCirculationに何本も論文を載せているとてもえらい先生が、会場のフリースペースにおられたので話していました。
何をされているのかなと思ったらA4の資料にプレゼン資料が6枚割り付けされた用紙を持って、いろいろ書き込みをされていました。私との話が終わるとまたその用紙を見ておられ・・・
約1時間後、その先生のプレゼンがありました。ロジックが一貫し、内容がとても分かりやすく、聴いている者をわくわくさせる、それはそれは素晴らしい発表でした(研究内容もですが、プレゼンの仕方が素晴らしかった)。
プレゼンに慣れておられる大御所の先生でさえこんな練習をされて臨まれているのですから、私たち素人が直前に資料を作って、練習を怠るなんてダメだと改めて思った次第です。
プレゼンテーションの仕方講義②
鉄則
1.箇条書きはやめましょう
2.何を一番伝えたいのか1つに絞りましょう
3.話す内容のストーリーをよくよく練り上げましょう
4.聴衆に語りましょう
5.スライドは4秒で理解できるようにシンプルにしましょう。
という鉄則を具体例を挙げ、どうしたら「伝わる」プレゼン資料ができるのかを学びました。
すぐにはできないかもしれませんが、知っているか、またそれを意識するか否かでずいぶん違うスライドができるはずです。
他者に見て評価してもらい、何度も何度も作り直していいスライドを作成してください。
プレゼンテーションの仕方講義①
11/24(金)は自分の行った研究を、どうやって人に「わかりやすく」伝えたらいいのか?プレゼンの講義を行いました。
研究のみならず人に何かを、端的に、わかりやすく、正確に伝えるって難しいですよね。
でも、これができないと、いくらいい研究をしていても世の中には還元されることなくお蔵入り・・・・
論文の書き方講義②
Introductionには一体何を書いたらいいのでしょうね。まずはそれを押さえることが大事ですよね。
たくさん先行文献を読んでいると思いますが、今回の研究に必要なことをシンプルに。。。